夢を見ていた

新たな世界を創造するブログ

気ままに小説VACILAND

Pop up a pump.

ようし、着いたぞ。 軽すぎたこの身体も ようやくこの星に馴染んで うまく汚れを通せるようになってきた。 汚れというのはこの星の呼び方で 私達には言語は必要ないのだが その感覚をこの星にならって現すのなら 「お宝」だ。 なんにせよ これで「汚れ」とい…

SS.誰も知らない

私の今の相棒は龍だ。龍といってもトグロを巻けば手のひらに収まるくらいの大きさで、爬虫類にあるまじき羽が生えた龍だ。まぁ、龍が爬虫類に分類されるものかはよく知らないが。龍の背には蝶の羽が生えている。 とりどりの光彩を放つステンドグラスを黒いビ…

SS.ショートシーン

「しかしそれでは、 生活が立ちゆかないだろう」自由であろうとするおじさんが未だ持っている制限を指摘した私に対し、 今度はおじさんが何でも緩く受け入れすぎる私に苦言を呈してきた。「それでも私は知りたいの。 本当の世界のことを。」おじさんの言うこ…